この度、貴社出版「調剤と情報」12月号{Rxinfo TV]でお薬束®について、取り上げて頂きました。執筆を重ねることで、お薬束®の存在意義、どんな方に最適なのか?など、皆様にお伝えしたことが、やっとまとまった気がいたします。このような機会をいただきました株式会社じほう様、そして、これまでお薬束®に携わっていただきました多くの方々に感謝いたします。
お薬束®(おやくそく)の名前由来
お薬束®を通じた、アドヒアランス向上のプロセスはとてもいい経験になりました。患者さんが、自己効力感を私に話して頂く。言葉にしてお話しされることが自分への約束事になる。このことを気付かされました。この体験が、この管理ツールの名前であるお薬束®(おやくそく)になった由来です。
見失われがちな医療・福祉の目線
認知症などで、自己管理ができなくなった時点から、”カレンダー調剤”または”カレンダー管理”として、薬剤師の管理が始まるイメージがありましたが、その前の段階から、自己管理の支援ができる事はできないかと考えていました。つまり、アドヒアランス向上を重視した管理ツールの支援の検討でした。薬局では、管理ツールのの展示をしていますと、ヒートの薬剤の方からも、薬ケースの質問等いろいろしていただけます。薬を飲み始めた段階から、便利に支援する管理ツールのサポートは、飲む意識アドヒアランス向上にも一定の効果がある気がします。
薬が生活に馴染むお手伝いも、患者との信頼構築につながる
毎日飲まれる薬を、患者さんの生活にどう馴染むか?の目線で、アプローチするには、「どこに置いていますか?」の質問は、とても効果的でした。
まずはかかりつけ薬剤師として認められる
かかりつけとして認められることは、薬を任される。すなわち、複数の医療機関から処方される薬の一元化を任されることに通ずると思います。
お薬束®がそのきっかけになれば
お薬束®をはじめ様々なツールの紹介も、患者さんの生活への提案になる。生活を垣間見るきっかけになればと考えます。
薬の一元化を任されて見える可能性
一元化を任されることで、状況把握ができ、現実味のあるサポートができる。例えば、残薬確認、相互作用、重複などもリアルに判断して、行動に起こすことができる。つまり、任されることで、残薬問題から、ポリファーマシーなども強化できる。また、一包化に寄せる理解がより医師に伝わり、一包化にできる剤型や薬を任される。その結果、フォーミュラリーへの実現も夢ではない。健康寿命、残薬問題、適正処方薬と多方面から、医療費削減も実現できるのではないでしょうか?
ちゃんと飲めば、ちゃんと診てもらえる
「ちゃんと飲めば、ちゃんと効く。」わけではないですが、ちゃんと飲んで、次回ちゃんと医師に診てもらう事が、医師からきちんとした評価判断をしてもらい、適正な治療が受けられるはず。その積み重ねこそが、健康寿命の延長と信じています。お薬束®(おやくそく)も、その一助になれば幸いです。
~あしたの自分に、お薬束(おやくそく)~