病院から処方してもらうくすりは、ヒートでもらっているんだけど、一包化ってしてもらえるの?機械を自分で買わないといけないの?誰かがしてくれるの?そんな疑問について、ご紹介いたします。
※医療機関を「病院」、板状の包装をした状態を「ヒート」と称します
一包化(いっぽうか)とは?
一包化とは、1回分飲む薬を一つの袋にまとめることを言います。?1回に飲む薬の量が多かったり、毎食後に3回飲んだり、朝夕2回飲む薬や、朝食後だけ、夕食後だけだったりするとの見方が複雑です。飲み間違いや、飲み忘れの原因の一つとなります。そんな時に一包化は役立ちます。また、手指が不自由で、ヒートの薬が取り出しにくい場合にも一包化はされます。
薬包(やくほう)って、なに?
みなさん、粉薬を1回分ずつを包装され、連なっているビニールのような袋をもらったことはありませんか?その袋のことを薬包(やくほう)と、言います。透明だったり、白い半透明の袋になっています。
薬包とは、粉薬でもらった袋のこと
複数の病院の薬もまとめられます
薬を処方される病院が複数あってもまとめることができます。たとえば、内科と整形外科、耳鼻科などの病院でもらっている薬を、飲むタイミングごとにまとめて一つの袋(薬包)に入れてもらえます。
どこで一包化してもらえるの?
薬局で一包化してもらえます。大切な薬を一つの薬包にまとめるので、特殊な機械を使い慎重に行います。また、大切な薬だからこそ、医師も薬剤師も関わります。その流れについてご紹介します。
一包化してもらうには
一包化してもらうには、2つの方法があります。①医師が指示して行う場合②薬剤師に相談して、医師に照会(必要性を伝える)して行う場合があります。その二つの流れをご紹介します。
①医師に相談
飲む薬の量や種類が多く、飲み間違いを防ぐために必要、あるいは、薬を取り出しにくいと、医師が判断すれば、「一包化」の指示が処方箋に書かれます。その処方箋をもとに、調剤薬局で一包化が行われます。
②薬局で相談する
また薬局でも薬剤師に相談すると、一包化にしてもらうこともできます。診察時に体調のことなど話していると、日常の薬の飲み方や、困っていることまで話す余裕がなかったしますよね。そんな時薬をもらう薬剤師に相談してみましょう。しかし、一包化をするには、医師の判断も必要です。そこで、薬剤師から医師に照会(必要性を伝える)してもらえます。紹介をもとに医師が、必要と判断されれば、薬をまとめてもらえることができます。
まずは気軽に相談して下さい
薬を飲むことは、とても重要です。薬を飲むことで障害になることは取り除く必要があります。飲みずらいことがあれば、なんでも相談してください。楽しちゃいけない!こんなこと聞いちゃいけない!なんて思わず、気軽に聞いて下さい!
各薬剤師会からも一般の方へ、一包化についてご紹介をされています。