ハサミを使って片手で操作できる服薬自助具 お薬束®-レインボ―
まずは使い方を動画でご紹介
お薬束®をご紹介した福祉用具展示施設の方々から、「片手で使用することはできないの?」と、いうご質問とご要望頂いてから2年、ようやく片手で使用できるお薬束®を令和4年3月に発売することができました。まずは、使い方をご覧ください!
切断と同時に開封ができる
お薬束®にトレーをつけて、ポケットを作成しました。本体から薬包を引き出し、ポケットにかけます。ポケットに入った薬包の上部、スリット手前を切ることで、切断された薬包はポケット内に自立します。その薬包を取り出すと、先ほどの切断で薬包は開封されており口に含めば、簡単に服薬することができます。
看護師・作業療法士さんのご意見を参考に改良を重ねました
当初、セロテープのように片手で切れる形式を考え、開発していました。いざ、制作すると、「切った薬包は、どのように開封するのか??」と、いう疑問から、また振出しに戻りました。ようやく、今のような構想ができたころ、福祉用具施設の方からご指導頂いたのがきっかけで、看護師・作業療法士の方からご意見をうかがえるようになりました。(以下ご指導頂いた方々をご紹介)
ご指導いただくにつれて、片手で服薬される方と、言っても様々な方がおられることを初めて知りました。脳梗塞後の片麻痺の方は、今までできていた動作、作業が突然できなくなることへの不安や、焦燥感もあったり、認知機能の程度の違いもあること勉強になりました。
すべての方にご満足いただけることはできませんが、お薬束®―レインボーによって、少しでも、ご自身でできる範囲が増えることを願っています。
試作品からご指導頂いた方々(代表ご施設名)
- なごや福祉用具プラザ
- 金沢福祉用具情報プラザ
- みえテクノエイドセンター
- 兵庫県但馬県民局但馬長寿の郷すこやかセンター福祉用具展示場
- 兵庫県立西播磨総合リハビリテーションセンター福祉用具展示ホール(コム・プラザ)
- 北九州市立介護実習・普及センター福祉用具プラザ北九州
- 滋賀県福祉用具センター
- 横浜市総合リハビリテーションセンター
- びわこリハビリテーション専門職大学
その他にもご指導頂いた方々ありがとうございました
試用した感想
- コンパクトに収納できて、くすりがまとめて管理しやすい
- ハサミで使いやすかった
- 麻痺や制限がある方や、薬包が開けにくく、はさみを利用する方にいいかも
- 認知機能の程度によるが、記憶力や時間の見当識がある方には勧められる
- すべり止めが付けられたので、安定感が出た
- トレーを引く限度がわかりやすくなった
- 限定的であるが、片麻痺の方にも紹介できる
- これに留まらず、更に多くの方に役立つツール開発を期待しています
これからも、ご感想お待ちしています
レインボーと名付けました
お薬束®の開口部から薬包を引き延ばして、先端のポケットにかける。この薬包を虹に見立てました。苦しいことがあっても、いつか雨が上がり虹ができるように晴れ晴れとなることを願い、名付けました
介護者と連携した服薬にも貢献します
ご家族や、介護の方との連携で服薬の準備、服薬、服用の確認と行うことができます。また、片手、両手かかわらず、自分で用意して、服用の確認をしながら使うこともできます。まだまだ、使用方法は可能性があります。ご使用いただいて、「こんな使い方がある!」と、いうご意見もぜひ、お寄せください。
商品サイトへ
新発売!
※「一包化(いっぽうか)はどうしたらしてもらえるの?」について