当局でのお薬束®使用実績
一包化の患者さんのうち50%の使用
ます当局でのお薬束®使用実績としまして、46人の患者さんが一包化をされています。
その中で、約30人にお薬束®を紹介した結果、半数の患者さんが使用されています。
ここではその内訳をご紹介します。
平均年齢
男女比
使用者
使用者は、ご本人が圧倒的です。当局では、外来患者さんの一包化がほとんどですので、当然の結果ともいえます。在宅での活用をイメージしていましたが、アクティブなシニアの方に好評頂いています。介護の方には、訪問看護師の方が気に入って購入頂いたり、配偶者の介護に購入されたケースです。
お薬束®使用者の服用回数
服用回数は2回以上が6割以上という現状です。やはり、回数が増えると服用も複雑になるようです。また、朝夕食後など並べておいて下されば、日付の違いで飲み忘れにも気づいて下さいます。
まとめ
以上、まだまだ症例数は少ないですが、当局でのお薬束®使用実績です。
私見ではありますが、導入の際、やはり薬剤師が薬をお薬束®に充填して渡した方がスムーズです。理解度に合わせた説明と、必要性を確認してからの導入が望ましいようです。
更に、整形と内科でもらっているので、一緒に一包化を頼めないか?と、お薬束®を紹介したことで、一包化を一つにしたいといわれる方もおられました。
朝夕と飲まれている方でも、朝は一包化でお薬束®に入れほしい。夕方は2剤なのでヒートのままでいいと言われ、そのほうが飲み忘れが少ないと言われる方もおられました。飲み方や、覚え方にはその人それぞれのやり方があるものだと、あらためて気づかされました。
とにかく、お薬束®を通じて、薬を飲むタイミングについて踏み込んだお話が患者さんとできたことは何よりも、メリットと考えています。毎回残薬があり調整してほしいと言っておられた方が、「ほら、空になって持ってきたぞ!」と、誇らしげにお薬束®を持ってきてくださる方もおられます。
薬局、薬剤師という媒体によって、薬を飲むきっかけがさらに増えることが望みであり、使命であり、やりがいと感じます。今後も、患者さんの”飲む場面”を一緒に共有しながら薬を渡していければと思います。